富士宮プロレスの「キャロライン村山」がきっかけとなって、伝統野菜の研究がはじまった「村山にんじん」。富岳館高等学校の生徒たちが研究を行い、多くの支援者の協力のもと、このほど、7月21日に村山にて関係者約20人が集まって植え付けイベントが開催されました。
村山の農家、神戸淳さんの畑を借り、村山にんじんを生産してきた鈴木昌知さんの指導を受けながら畝作り、そして植え付けを行いました。
丁寧にならしていきます。
村山にんじんは、国分鮮紅大長にんじんという品種になります。長さ60センチにもなるなが~いにんじんです。コクがあっておいしい人参なのですが、収穫が大変な事から生産者も減り、幻の村山にんじんとまで言われました。
この日は富岳館の生徒の他に、富士根北中学校の生徒たちも総合学習の一環で参加、一緒に植え付けをしました。
富岳館高等学校(旧:富士宮農業高等学校)の若林君と藤井さん。手に持っているののはにんじんの種。
「村山にんじんが本当にあるのか?という何気ない好奇心から研究がはじまって、こうしてたくさんの人達との繋がりができて実現に至ったことは本当に嬉しく有難いです。今回は最初なので購入した種ですが、3年以上続けて地元村山で種を採取し、地域に根付く産品にしたいです!」と想いを語ってくれました。
大森衛・元富士宮教育長をはじめとする世話人会も、ハンバーガーやお菓子など、いろんな付加価値をつけたメニュー・企画を考案したい、と大人の皆さんも目がキラキラしていました。
これからが楽しみです!