富士宮プロレスのキューティーレスラー、村山にんじんをモチーフにした「キャロライン村山」が2010年にデビューしてから早2年。
元気復活!の合言葉のもと、地域の魅力や元気を引き出したい、そんな想いが通じたのか、富岳館高等学校の生徒たちを中心に、村山にんじん復活の研究プロジェクトが始まりました。
長さ80センチもの長さで、それでいて味が濃いのが特徴。ながーく、大地の成分を吸収するからかどうかはわからないが、生徒たちの取り組みを心から応援したいと思います。
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静岡新聞 6月6日
富士山麓の伝統野菜、村山ニンジン復活へ 市民プロジェクト始動(2012/6/ 6 08:20)
県立富岳館高の生徒らの呼び掛けで、富士山麓の伝統野菜「村山ニンジン」を復活させる市民プロジェクトが始まった。富士山の世界文化遺産登録に向けた活動が本格化する中、昔ながらのニンジンを通して、構成資産の村山浅間神社がある富士宮市村山地区の活性化を目指す。
村山ニンジンは長さ80センチほどに成長する伝統野菜。村山地区は富士山の火山灰が降り積もった石の少ない土壌で根の物野菜に適し、特産として栽培してきたが、収穫作業が大変なことなどから次第に生産者が減少した。
現在、唯一の生産農家となった鈴木昌知さん(70)によると、鈴木さんが就農した1960年ごろは地域全体で栽培していたという。鈴木さんは「自分も高齢になった。後継者が育ってほしい」との願いを託す。
このような危機的な状況を知り、富岳館高野菜研究班の生徒が昨年度から耕作放棄地で村山ニンジンの栽培に挑戦。「地域の伝統野菜を何とかして残したいが、高校生だけでは限界がある」として、市民参加型のプロジェクトに発展させた。
小室直義・前市長や大森衛・元市教育長らも発起人となり、5月27日に富士根北公民館で説明会を開催。地元の農家や金融機関の関係者、市職員らの前でプロジェクトの目的と概要を発表した。
村山ニンジンは香りと味が濃く、煮くずれしないのが特徴。ビタミンを中心に栄養分も豊富に含む。プロジェクトでは協力農家を募って生産量を増やし、商品開発や研究、ビジネスマッチングを進めながら消費の拡大につなげるという。
引用ここまで
ぜひ、イベントがあればキャロライン村山も参加してみたいですね。
◆リンク:静岡県立富岳館高等学校