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バンブーキング
竹の子戦士
バンブーキング

本名 赤土太郎
出身地 芝川の里
身長体重 身長:数十センチ~5メートル   体重:3kg
必殺技 「89(破竹)ボンバー」、「竹の子クラッチホールド」
エピソード 芝川の里から、怒赤竜との戦いのため、ついに参戦!

 

 

バンブーキング列伝

 富士山南西の風光明媚な里 芝川町。川の瀬から緑の小山をバックにのぞむ富士山は誠に絶景。日本人の心にある、日本の原風景に近い姿を現代も見ることもできる稀有な里で、訪れるものは皆涙を流すとも言う。

 その昔、まだ芝川という名前になるずっと前のある年の夏、突然の集中豪雨と共に富士の山から転がり落ちてくるように・・土石流が襲ってきた。
普段は、清らかな流れの芝川が濁流となり富士川と合流し、凄まじい流れとなって田畑や、家々を呑みこんでいった・・・。

 しかし、その濁流の中にまさか、あの魔人『怒赤竜』が潜んでいたとは、誰も気づかなかった・・・

 数日が経ち雨もおさまったものの・・・荒れ果てた田畑や、押し流された家を見ながら人々は呆然と立ちつくしていた。そこへ一人のの僧侶が通りかかった。

 「おお・・・大変なことになってしまった・・」とつぶやきながら河原へ降りていくと・・・

 「あっ!これはっ!」 彼が目にしたものは、岩に刻まれた紛れも無くあの『怒赤竜』の爪あとだった。「こんな穏やかな里にまで・・・なんということを・・・」

 その僧侶は、持っていた袋の中から小さな竹を取り出し河原の土手に突き刺し、なにやら呪文を唱え始めた。
すると・・見る見るその竹は、根を張りはじめ竹の子がどんどん生え始めてきたではないか。
村人たちは驚き目を見張った・・・

 「さあ・・村の衆よ・・・この竹の子を食べなさい、そして濁流から身を守るために竹を植えなさい。この竹は、きっとあなたたちを守ってくれるはずじゃ。そしてもう一つ、この土石流は、魔人・怒赤竜が引き起こしている。万が一また再び土石流が襲ってくる時は、必ず怒赤竜をつかまえ、これを退治するのじゃ・・・」

 そういい残して僧侶は、甲斐の国の方へ歩き始めた・・・。
田畑を怒赤竜によって押し流された村の衆は、僧侶のくれた竹の子を食べ命をつないだ。

 それから数年が経った、僧侶がに植えた竹林の中から赤ん坊の泣き声がする・・・
村の衆が見に行くと、裸の赤ん坊が竹林で泣いていた。
「おーかわいい男の子じゃが・・どうすべか・・」「庄屋さんに相談するべ」

 時の庄屋 赤土太郎左衛門の家に引き取られた赤ん坊は、竹王と名づけられかわいがられた。
竹王は成長して立派な若者になり 赤土太郎という名前をもらい、隣のまち、大宮で武術の修行を積んだ・・・。

 そして、とある夏の日・・またしても怒赤竜による集中豪雨がもたらされた。
太郎は、「ついに来たか!この中に奴が潜んでいると親父が言っていたな・・・よし、おいらにまかしょう。」といって濁流の中から怒赤竜を見つけ出すと、一気に引きずり上げた。

 「このやろう!おらたちの里を荒らしやがったな!」
太郎は、怒赤竜に闘いを挑んだ。

 太郎は実に良く鍛えていた。怒赤竜と互角。かくして・・決着はつかないまま 怒赤竜は、富士山の方向へ逃げていった・・・
この闘いから、太郎は幼名の「竹王」と再び呼ばれるようになり、英雄としてあがめられた。芝川の子どもたちは竹王から武術を教わり、子孫にも伝えていったという。竹王は名実ともに、里の守り神として芝川を守り続けていったのだ。

 そして長い、長い時が流れた・・・。

 2009年5月15日、竹王が修行を積んだ地、大宮、今は富士宮と言う名前になった隣町で、富士宮プロレスが開催された。その戦いの中で、怒赤竜が宮プロチームと壮絶な戦いを繰り広げ、敗退したものの、2010年4月のリベンジ誓って去っていったたことを芝川の町の人々が聞きつけた。

 「なんとっ!?あの伝説の魔人が現代に復活しているというのか!?・・・」町長は耳を疑った。町議会でも取り上げられ、宮プロと共に戦うべきか、否か、意見がまっぷたつに分かれてしまった。

 「誰が戦うんじゃ!?あの恐ろしい怒赤竜だべ!?」

 そのやりとりを傍聴席で聞いていた一人の青年がすっと立ち上がり、そして言った。

 「おいらにまかしょう」

 「あなたは・・・まさか・・・」

 その男こそ、伝説に語り継がれた服装、しゃべり方、まさしく竹王、その人であった!

 「おおお・・・奇跡か・・・今の時代に竹王様が・・・」

 「申し訳にゃー、今は多くを語る時間がねえべ・・・おいらは富士宮に向かうだ・・・」

 青年は一路、身延線芝川駅から富士宮駅へ・・・。「バンブーキング」と名乗り、宮プロのリングに向かったのだった。


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